★グレーのウールのスカートがものすごくたくさんある。
数えてないけど、たぶん6着くらいある。いやおそらくもっとある。
つまり毎日履き替えても会社に行くのに余るということだ。
うちのウォークインクロゼットはパンパンで、備え付けの棒が傾いてる。
(これは、一時血迷ってハンガーを全部MAWAのものに替えたせいで、それについても反省している。やはりクリーニング屋から戻ってくる安物の針金ハンガーが一番いいのだ)
年をとればとるほと持ち物は増える。捨てなければならないのはわかっている。
しかしなかなか捨てられない。
先日も靴を大量に捨てた。あと履かないミニスカート的なものもすべて処分した。着れないけどジーンズの上に重ね着すればイケるかも?と思っていたワンピースの類もすべて人に差し上げた。しかしものが減らない。
★話は変わるけど、本日『流転の海』最終巻を読み終えた。
全9巻だよ。長い。
今年の読書の中で、というか、今年の自分を振り返るなかでも素晴らしい出来事だった。長い本を読んだという達成感ではない。めちゃくちゃ面白いのだ。この小説を読んでいる4か月の間、自分の生きている一瞬一瞬の生涯がいかに尊いものなのかということを気づかされ、読んでいる最中は本当に身の回りのことがキラキラと輝いて見えた(当社比)。これは読書のもたらす滅多に出会えない、しかし読書によってしかもたらされることのない稀有な出来事で、幸せな読書体験だった。ほかの人が読んでそう思うかはわかないけれども。自分は心動かされた。
8月くらいに読み始めた当初「自分が宮本輝の小説を読むなんて、老けた証拠ではないのか?」とか思っていたけれど(学生時代は読んでたけどね!)圧巻だった。伸仁が、森井博美のことを房江に聞かれて答えるシーンで落涙を禁じ得なかった。あそこで読者は、ここまで読んできた自分と、そして作中で流れた20年の歳月重みと僥倖を味わうのではないだろうか。あと、辻堂との再会シーンもよかった。人生の圧倒的理不尽が見事に小説に乗り移っている。あのー、夜中に昔して恥ずかしかったことを思い出して、シャワーを浴びながら髪を掻き毟って「うわー!!!」とか大声あげちゃう感じ。それが、ちゃんと描かれているのよ。それを描き切ることで、人生を肯定しているのよ。
宮本輝氏は34歳のときにこの小説を書き始め、71歳で完結させた。どうやって終わらせるのかと思っていたけれどもきちんと閉じた。一人の人間がその生を終わらせるように終わった。なんという偉業かと思う。
★自分の仕事がヤバイ。3月の決算までにいろいろやばい。あと1か月あれば手が打てたかもと思う。しかしどうしようもない。いろいろ自分に端を発する不手際もあった。しかしそのときそのときで自分の能力の限界だった。やれることをやるしかないですなぁ……(達観)
数えてないけど、たぶん6着くらいある。いやおそらくもっとある。
つまり毎日履き替えても会社に行くのに余るということだ。
うちのウォークインクロゼットはパンパンで、備え付けの棒が傾いてる。
(これは、一時血迷ってハンガーを全部MAWAのものに替えたせいで、それについても反省している。やはりクリーニング屋から戻ってくる安物の針金ハンガーが一番いいのだ)
年をとればとるほと持ち物は増える。捨てなければならないのはわかっている。
しかしなかなか捨てられない。
先日も靴を大量に捨てた。あと履かないミニスカート的なものもすべて処分した。着れないけどジーンズの上に重ね着すればイケるかも?と思っていたワンピースの類もすべて人に差し上げた。しかしものが減らない。
★話は変わるけど、本日『流転の海』最終巻を読み終えた。
全9巻だよ。長い。
今年の読書の中で、というか、今年の自分を振り返るなかでも素晴らしい出来事だった。長い本を読んだという達成感ではない。めちゃくちゃ面白いのだ。この小説を読んでいる4か月の間、自分の生きている一瞬一瞬の生涯がいかに尊いものなのかということを気づかされ、読んでいる最中は本当に身の回りのことがキラキラと輝いて見えた(当社比)。これは読書のもたらす滅多に出会えない、しかし読書によってしかもたらされることのない稀有な出来事で、幸せな読書体験だった。ほかの人が読んでそう思うかはわかないけれども。自分は心動かされた。
8月くらいに読み始めた当初「自分が宮本輝の小説を読むなんて、老けた証拠ではないのか?」とか思っていたけれど(学生時代は読んでたけどね!)圧巻だった。伸仁が、森井博美のことを房江に聞かれて答えるシーンで落涙を禁じ得なかった。あそこで読者は、ここまで読んできた自分と、そして作中で流れた20年の歳月重みと僥倖を味わうのではないだろうか。あと、辻堂との再会シーンもよかった。人生の圧倒的理不尽が見事に小説に乗り移っている。あのー、夜中に昔して恥ずかしかったことを思い出して、シャワーを浴びながら髪を掻き毟って「うわー!!!」とか大声あげちゃう感じ。それが、ちゃんと描かれているのよ。それを描き切ることで、人生を肯定しているのよ。
宮本輝氏は34歳のときにこの小説を書き始め、71歳で完結させた。どうやって終わらせるのかと思っていたけれどもきちんと閉じた。一人の人間がその生を終わらせるように終わった。なんという偉業かと思う。
★自分の仕事がヤバイ。3月の決算までにいろいろやばい。あと1か月あれば手が打てたかもと思う。しかしどうしようもない。いろいろ自分に端を発する不手際もあった。しかしそのときそのときで自分の能力の限界だった。やれることをやるしかないですなぁ……(達観)
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