知り合いのP子ちゃんに合コンに誘われた。
なんか共通の趣味を持つひとたちの集まりだったのだが、気がつけば男性は30代前半に集中し、女性は40代後半に集中しているという。その共通の趣味、全然わかんないし、一人も知っている人いないし、年齢的にもかなり微妙。丁重にお断りしたんだけどP子ちゃんは引き下がらない。
「ほかの人はみんな世間ズレしてないの!クロムちゃん助けて!」
……悪かったな世間ズレしてて。

でもP子ちゃんには仕事上で貸しもあるけど、借りもある。そこまで言うならということで仕事の後に顔を出すことにしてみた。
会場に着いたら、居酒屋のお座敷は確かにかなり微妙なことになっていた。男女がパックリ分かれているし、お通夜とまでは言わないけど盛り上がってない……。仕方がないので鈍いフリをしながら間に割って入り、作り笑顔でひたすら飲み物のお代わりを気にしつつ、運ばれてきた料理を取り分けて捌くことに終始した。「ビール足りてますか~?」「あ、よかったらこっちも食べますか?」と男女問わず声をかけ、話題もわからないなりに相槌をうつ。わたしは飲み会の仕切りは決して得意じゃないけど(どちらかというと苦痛)、仕事柄一通りはできる。たぶんあの場にいた初対面の人たちはわたしをすごくハキハキした明るい人間だと思ってくれたのではないだろうか(希望的観測)。なんとか解散し、P子ちゃんと二人で二軒目に行き「いや~、微妙な飲み会だったね~」と言いつつ帰った。
これが去年の秋のこと。

なんで今になってこんなことを書いているかというと、その飲み会で知り合った30代の男性と、なんといまだに文通(メールじゃなくて文通)をしている! すごくない?
仕事で海外を飛び回っている人で、赴任先から、思い出したころに「今はドイツにいます」とハガキが届く。返事はどこに出したらいいのかわからないので、会社に手紙を送る。そうすると、また思い出したころに「韓国にいます」と返事がくる。次回長く帰国できるころにまた飲みましょう、と書いてあったりする。次回というのは半年先くらいだ。

別に特に会いたいとも思わないんだけど、こうやって時折手紙が届くのが、とても楽しい。
自分のいないところで誰かが自分のことを話しているのは怖いな~と思うけど、誰かがたまにわたしのことをちょこっと思い出して手紙をくれるのは、うれしいな。
これくらい物理的にも心理的にも距離があって、誰かのことを好きでいられるならば、きっととてもゆったりと過ごせるのになぁ。とか。

コメント

redeye-yan
2013年3月6日23:16

なんかいいですねえ。ほっこりしました(^ω^)わたしもドバイからお手紙欲しいです☆

クロム
2013年3月7日15:18

★redeye-yan殿!
コメントありがとうございました。
人はほっこりと胃に優しいおかゆと、刺激的なキムチラーメンとを同時に求めるものなんですかねぇ(笑)。
そして、ドバイ!ドバイはいいですね。わたしもドバイから手紙もらってみたいです!

redeye-yan
2013年3月7日22:31

すみません、寝ぼけてましたwドイツをドバイ、と間違えて自分の脳内変換してしまいましたw

クロム
2013年3月9日18:26

★redeye-yan殿
わざわざありがとうございます~。年をとるとカタカナ弱くなるから気を付けて……(わたしだけ?)。

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