果てしなく

2012年8月19日 日常
★ハーゲンダッツの季節限定クリーミィミントは確かにおいしいけど、やはりここにチョコチップを入れてほしいという欲求を抑えることができない……。むかしむかしまだハーゲンダッツジャパンが日本になかったころ(30年くらい前)、ハーゲンダッツはおしゃれなカフェ(のような場所)で輸入物を買うくらいしかできなかったんだけど、その頃確かコーヒー味のアイスの中にザクザクのチョコチップがいっぱい入っているのがあって、世界で一番あれが好きだった。小さいカップとかは当時は存在していなくて、親にねだってはワンパイントのデカいやつを買ってもらっていた。あのザクザクチョコチップを入れてあげたい。もしくはバカルディのラムを垂らすのもいいけれど。
その10年後くらいに、コンビニにハーゲンダッツのオレンジバー(中にバニラアイスが入っていた)があった頃までがわたしのハーゲンダッツ愛のピークで、今後あんなにもハーゲンダッツを愛する日がくるのかどうかとはるかな未来を想像しながら思う。お小遣いの半分くらいをハーゲンダッツに使っていたなぁ……。
人生のすべてがハーゲンダッツだと信じるほど子どもではなく、でもそうだったらいいのにと人生のこの先起こるであろう厳しさを予感できるほどには大人だった。

★某文学賞の選評を読んでいたら、受賞しなかった某作品の章立てのケアレスミスについての指摘が選考委員2名からなされていてちょっとなんともいえない気持ちになった。新人賞じゃあるまいし、そのケアレスミスは編集者の責任であって別に著者のせいじゃあないだろう。なんかちょっと重箱の隅をつつくようなやな感じだったなぁ。っていうか、あの賞本当にだめだと思うところがいっぱいあった。まぁいいんだけど。評価にさらされるというのはしんどいなぁという感想を持った。

だいぶまえにたまたまテレビを見ていて、それは乃木坂48の選抜メンバーかなんかを発表するという深夜番組で、えーとよく覚えてないんだけど、AKBみたくセンターの7人の子が「七福神」とか呼ばれていて、新曲発表にあたってそこに入ったとか入らなかったとかが発表されていた。自分の名前が呼ばれてポジションが発表されるたびに感激して泣く子とか、悲しくて泣く子とかがいて。思い通りのポジションになれなかった子が「自分の努力が足りなかったんだと思います」と顔をぐしゃぐしゃにしているのを見て本当に悲しい気持ちになった。きみたちの努力の問題じゃなくて、適当なおっさんたちが適当に決めてるんだから、そんな狭い枠のなかで自分の努力不足だなんて思わなくていいのに……!
それでも人は枠を求めてしまうんだよねぇ。

★べつに悪いことばかりがあったわけではないけれど、なんか想定どおりにいかないことが多い夏だった。人と関わることが多いほどそういうことは増えるから仕方がないんだけど。でもっていつも予想外のことが起きると思って身構えてビクビクして過ごしているつもりなんだけれど。でも思いもかけないところから、想定外のことというのはやってくる。そしてそのすべてを追っかけて「そうじゃないの!」と言い訳してまわるには世界は広すぎる。かなり果てしのない鬼ごっこだなぁ。
わたしが手を放してもくっついてくるものもあり。
わたしが手を放したくなくても離れていくものもあり。
夏の終わりはいつもちょっとセンチな気持ち。

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