雑感ですが

2009年9月22日 読書
『涼宮ハル●の憂鬱』読了。よく出来ていた。

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『春期限定いちごタルト事件』は昨日の日記でイマイチっぽいことを書いたけれど、後半のほうが圧倒的に面白かった。助走が長すぎ!そして、面白くなってからは、短すぎ!

第3章「おいしいココアの作り方」で、小鳩くんが難問と向き合いながら『考えるのが楽しくてたまらなかった』とひとりごちているシーンがあるんだけれど、そこがとても印象的だった。その発想こそが、今の若い人に足りないというか(すぐに問題を一般化したがるのもわたしの悪いくせですね)自分の若いころにも足りなかったものなんだな~と思った。
頭を使うクイズとか、謎解きとか、そういうの、すごく嫌いなんですよね、わたし。
昔この日記でも紹介した「豚に真珠ゲーム」↓とかも、嫌い。というか、苦手。

http://game.goo.ne.jp/choi/title/pules/index.html

こういうものを考え抜くという耐性がものすごく欠如していると、自分でも思う。理由は簡単で、「答えがわかってんだったら教えてよ!」って思っちゃうんです。誰かが出来ること、わかっていることに、自分までもがうんうん頭をひねって考え込むという過程に意味を感じられない。世の中は解けない問題で溢れているのに、どうしてそこで立ち止まる必要があるの?という。解けない言い訳なんだけどね~。でもこの考え方は自分の性格全般にものすごく根深く影響していて。

「根気が必要とされる仕事が苦手」
「競争は嫌いなくせに、いざ競争となると勝たないと気がすまない」
「論理的に物を考える力が比較的低い(訓練によって多少はマシになったけど)」
「あとでちょっとのラクをするためならば、どんな苦労も厭わない」

という自分の特徴(ろくなもんじゃないですが)はここに端を発しているんじゃないかと思う。いや、だいぶ社会に合わせてカスタマイズしたんだけどね。

あと、『春期限定いちごタルト事件』でもうひとつ面白かったのは、後半に自動車教習所が出てくるんだけど、それを登場人物が自然に「車校(しゃこう)」と言っていたのがよかった。これは、たぶん関東では通じない言葉だよね?
中部地方では、教習所のことをみんな「車校」と言うのです。びっくりして著者のプロフィールを確認したら岐阜県出身となっていて、思わずにやりとしてしまった。

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現実逃避は楽しいなぁ。

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