すっげー面白い「東京モンスターランド」。
章立てが短くて読みやすいせいもあるんだけど、夕べ寝る前に読み始めて1/3くらい読んでしまった。吉原幸子の章とか、意味もなく泣けた。好きだったせいもあるんだけど、著者の視点が誰に対しても常に感謝に溢れているというのが、わたし好みなのかも。70年代以降の生まれの人には絶好のサブカルテキストだと思います。あとは津野海太郎『おかしな時代』と宮沢章夫の『東京大学80年代地下講義』(タイトルうろ覚え)かな。文化を継承するであろう若い人にこそ読んで欲しい。あ、また説教モードになりそうだから、このへんでやめよう……。

最近、さまざまな分野の人たちと仕事をするたびに「ああ、自分は勉強が足りないなぁ。学生時代の遺産のみでやりくりしようとしてるなぁ」と反省することが多いんだけど、そういう発言をすると絶対に言われるのが「勉強じゃないですから。playですから。楽しんでください」っていうことで、二重に「すみません」と思う。でも、遊びをその分野で極めているであろう人たちと対等に話をしようと思うと、やっぱり楽しんでいる余裕はないんだよなぁ。勉強がつらいとも、一所懸命がカッコ悪いとも、思ったことはなかったけれど、ただただものぐさな自分をちょっと戒めたいと思います。

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