バーで

2007年12月16日
行きつけの店で常連さんたちと話をしながらダラダラしていたら、あんまり好きじゃない男の人に後ろから抱きつかれて久しぶりに鳥肌がたった。
別に飲み屋で男の人に抱きつかれるのは悪くはないですが、相手によります。
露骨にのけぞって、その後シカトしていたら、ずうずうしく隣に座ってきた。まだ無視していたら
「ねぇねぇ!クロムちゃん!今年ももう終わりだね!セックスたくさんした?最近いつした?」
とか聞いてきやがった。
セクハラです。あたし、あんたにそんなこと聞かれるような関係だったっけ?
あまりの無神経さに相手の顔をしばしポカンと見つめてしまった。相手は無邪気にニコニコしているので、こちらもこの1年の集大成かっつーくらい飛び切りの笑顔をつくって
「ものすごい不愉快なんだけど、あっちにいってくれない?」
と言った。言ってやった。
「え?」
と聞き返されたので、すごくゆっくり
「ふ、ゆ、か、い、なの。聞こえた?」
ともう一回笑顔で言った。
さすがにちょっとおとなしくなった。
「だって、クロムちゃんのことが気になるんだよ。おれって変?」とかほざいていたけど、無視無視。わたしは普段温厚なので、店の人たちもカウンター越しに苦笑していた。
ひさしぶりに人にひどいこと言ったな〜。たいして応えてなかったぽいけど。

セクハラというのは、それを受けた女性がどう感じるかだということを言われる。男性の一般的な論理からすると「同じことをされても、いやだと思う男とそう思わない男がいて、それは女性の感受性の問題だ」みたいなこと言われるけど、絶対嘘だね。
相手のバックグラウンドの問題だ。
行為の後ろにひそむ下心というか、余裕のなさというか、人間性があからさまに出る。あきらかな「女性を組み敷こうという発想」「見下した感じ」を女性は感じ取るんだと思う。言葉を発した瞬間から、関係性がすでにフェアじゃないんだよね。相手がその個人の世界観で話をはじめてしまうから、そこに対等な関係というか、コミュニケーションというのは絶対に生まれないのだ。
彼は「セックスした?」という言葉を発した瞬間から、わたしの中になんらかセクシーな妄想を抱いていて、その想定の範囲内での答えを期待しているので、なにを答えようとそれは彼の中で勝手に解釈されてしまって、それ以上絶対に世界は広がらないんだ。わたしはそういう生産性のない会話はキライだ。さっさと家に帰ってオナニーでもしてろっての。
というようなことを思いました。
自分もそうやって人に接しないよう気をつけよう。

男の人は余裕は大事だよね〜。もう余裕がないなら、ほんと黙ってて!沈黙は金だよ。

Golden words on silver tongues

なんて、とっておきのときにとっておいてください。
shit!

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