ええじゃないか

2007年7月24日 読書
定食屋でご飯を食べていたら、隣に座っていた大学生男子3人(「THE・3名様」みたいな感じ)が「共産主義がうんたら」とか語り合っていた。ほほえましいなと思った。

ちょっと前までは、仕事もしていないくせに偉そうなことを言うガキ全般に憎悪とも呼べる感情を持っていたわけなんだけど(自分はそういう学生を人の倍くらいやっていたわけですが)、最近はそこまで思わなくなった。むしろ「がんばれよ」とか思う。これは、多分、歳をとったせい?

あと、先日読んだ「太陽の塔」がちょっと面白かったせいかもしれない。
若くてバカでイケてない愛すべき男の子たちの話だった。
最初のうちは、「面白いけどこれくらいなら、妄想たくましい京大生なら結構だれでも書けるだろう」と思っていたのだけれど、後半はそのペースを維持しつつあざとくて、よかった。

文学というのは情念をなにかの型にあてはめて誤魔化しそのままぶつけるものではなく、それを昇華しテクニックによって魅せるということなのだと、どこかの作家気取りの人たちにわかってもらいたいものだわ。
うん、でもなんか書いているうちにむかむかしてきたわ。自分に。

「THE3名様 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)」ISBN:4091867014 コミック 石原 まこちん 小学館 2001/03 ¥480

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