はるか

2007年6月10日 読書
気がつけば16巻も発売になる「はるか17(セブンティーン)」。本誌も相変わらず、美味しいネタはたくさん蒔いてあるんだが、どうも拾いにいけない。

簡単に説明すると、主人公・はるかは地味な女の子だったんだけどひょんなことから芸能界に入り、女優としての才能を開花させていく……というサクセスストーリーものです。一体いつの時代の芸能界の話なんだ??という突っ込みどころは満載なのですが、この作者はとにかく絵がうまくてついつい読んでしまいます。絵が上手いといのは、ええっと、デッサンがちゃんとしているとかそういうことではなくて、週刊誌において人がページをめくる手をとめる力があるということです。こればっかりは本当に定義しづらいんだけど、そういう力ってあるんだよねぇ。(イチマンガ読みの感想ですが)

で、上手いんだけど、なんというか惜しい。
瞬発力はあるんだけど持久力がないというか(15巻まで出ていて、しかも毎週ちゃんと休載しないでやっているから持久力がないというのは間違いだけど)。美味しいネタを蒔いてもそれをエピソードとして結実させるのが弱いんだ。主人公・はるかはその時ごとに納得して前に進んでいくんだけど、読者はついていけてないと思ってしまうんだなぁ。
うう〜ん。
とか文句をたれつつも、毎週読んでしまうんだよなぁ。

ISBN:4063725847 コミック 山崎 さやか 講談社 2007/03/23 ¥540

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索