たゆえどもしずまず

取り立てて人にどうしても伝えたいような事柄というのは滅多にありませんが（あったとしても書けませんが）毎日いろんなことがあります。

今日は仕事帰りに深夜にコンビニによりました。
ここは以前にも書いたのですが、深夜にスピリッツが入荷しているにもかかわらず「商品登録が済んでないんで…」と断られた因縁の店。今日も入ったら月曜日発売のスピリッツがビニール袋に入ったまま無造作に積まれていました。

・・・・・・・・・・・読みたい！

めっちゃ読みたい。
先週はGWで増刊号で発売されなかったし、どうしてもあのマンガやあのマンガの続きが読みたい・・・！
目の前にあるのに、買うことが出来ないこのもどかしさ。
気が狂いそうです。
（本当にわたしもどうかと思うが）

だめもとで店員さんに声をかけました。
「あのー。すみません。あそこにある雑誌ってまだ買えないんですか？」
と。
「トレーナー」という名札をつけたさわやか青年が「あ、ちょっと待ってください」と言ってカッターで梱包を解いてくれました。
「せっかくだからキレイな本を持っていってください」とわざわざ選んで渡してくれました。（もうこのへんで号泣するくらい嬉しかった）

明日発売のスピリッツと、クラブソーダと、タバコを購入。
「本当にありがとうございます。すごい嬉しいです」と言ったら
「いえいえ。またいらしてください！」とすんごい笑顔で言われました。

うれしかった。

毎日ちょっとずつうれしいこともあり。いやなこともあり。
たまにすごくうれしいこともあり。すごくいやなこともあり。
自分を責めることもあり。やりきれないこともあり。
人生はそんなふうに続いていくんだろうと思う初夏。
（まー、それをスピリッツの発売でしみじみと振り返るのもどうかと思いますが）

こうしてわたしはどこに向かうんだろうと思う夜もあり。
別にどこにも向かわなくても、波のむくままだと思う自分もあり。