マンガ三昧

2007年4月30日 読書
「バ レ エ マ ン ガ 週 間」と称して、曽田正人先生の『昴』を全巻イッキ読み。男性誌(スピリッツ)で連載していたバレエマンガなのですが、迫力があって楽しかったです。マンガらしいマンガという感じ。でももうちょっと後半も粘り強い展開が欲しかったなぁ。もったいな〜い。続きが読みた〜い。
バレエって、やはり演目に多少の知識があるかないかでかなり楽しみ方が変わってくるので(わたしもあんまり詳しくはないけど)男性が読むには難しかったのかなぁ……。
『白鳥の湖』はともかく、『ドン・キホーテ』とか『ボレロ』がメインで出てきたところでわかんない人はさっぱりわかんないだろうしなぁ。

佐々木潤子先生のバレエマンガ『翼―ウイング―』のときも思ったんだけど、バレエマンガってよっぽどのことがないと現実のバレエ世界というものに飲み込まれそうになってしまって作品世界として成立させるのがものすごく難しい。(あ、『翼』は面白いですよ。でも1巻で終わっちゃっているけれど)どんなジャンルでもそうかもしれないけれど。フィクションを作り続ける難しさってあるんだよね。

そもそも現実から出発したものを、現実という支えを離れて成立させられるのかというのはしんどい課題だ。
そういう意味でテレプシコーラはすごい名作だったんだよねぇ。うう〜ん。

ISBN:4091860028 コミック 曽田 正人 小学館 2000/08 ¥530

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