花の命は短くて
2007年3月19日朝、出社するときに横断歩道を渡るために信号待ちをしていたら、道の真ん中に花束が落ちていた。
大きさは中くらい。
花束は今にも轢かれそうなんだけど、車を運転している人たちも「なんだあれ?」という顔でおっかなびっくり花束をよけていく。「ああ、でもこのままほっといて花がぐしゃっとつぶれるのを見るのはすごくイヤだな」と思った。
わたしは結構花が好きで、だから、花束が捨てられるというのは一体どういうシチュエーションなんだろうと思ったけど、そういえば私は花束を捨てたことがあるということを急に思い出した。
もう干支が一回りするよりもっと前の話だけど、わたしは横浜駅で大きなバラの花束を捨てたことがある。
その頃付き合っていた既婚者に買ってもらった赤いバラの花束だった。わたしはその日その人と笑顔で別れた後、そのまま駅のゴミ箱に花束を捨てたと思う。(つーか、どんだけ既婚者と付き合ってんだと自分でツッコミを入れたくなりますが、多分これまでの生涯で3人だと思います)
実は感情的なことはあんまり覚えていない。その人のこともあまり覚えていない。ぼんやりとしたことしか覚えてないんだ。すごく好きだったと思うけど、幼い恋だったので、わたしはその人が好きというよりは自分を持て余していたんだと思う。抽象的な話ですが。
別にひどいことをされた覚えもないし、最後はわたしが海外に留学するというので連絡をとらなくなった。
だからいまだにこんなことを覚えているのは、たぶんやっぱり「花に悪いな」という罪悪感があったからかも。
ただ、その時のわたしは、たぶんどうしても花束を捨てなければならなかった。
なんでだ?
多分わたしは、自分を粗末にしたくてでもしちゃいけないと思っていて、そして自分を粗末にする代わりに、花を粗末にしたんじゃなかっただろうか。
・・・なーんてことを考えていたら、信号が青に変わった。
わたしは花束を拾って、せめて道の脇によけようと思って花束に近づいた。そしたら反対側の道からおじいちゃんが小走りに走ってきて花束を抱えてそそくさと道を引き返していった。
落し物だったのかな? どっちでもいいけど。よかったね。命を全う出来そうで。
まぁ、そんなことがありました。
大きさは中くらい。
花束は今にも轢かれそうなんだけど、車を運転している人たちも「なんだあれ?」という顔でおっかなびっくり花束をよけていく。「ああ、でもこのままほっといて花がぐしゃっとつぶれるのを見るのはすごくイヤだな」と思った。
わたしは結構花が好きで、だから、花束が捨てられるというのは一体どういうシチュエーションなんだろうと思ったけど、そういえば私は花束を捨てたことがあるということを急に思い出した。
もう干支が一回りするよりもっと前の話だけど、わたしは横浜駅で大きなバラの花束を捨てたことがある。
その頃付き合っていた既婚者に買ってもらった赤いバラの花束だった。わたしはその日その人と笑顔で別れた後、そのまま駅のゴミ箱に花束を捨てたと思う。(つーか、どんだけ既婚者と付き合ってんだと自分でツッコミを入れたくなりますが、多分これまでの生涯で3人だと思います)
実は感情的なことはあんまり覚えていない。その人のこともあまり覚えていない。ぼんやりとしたことしか覚えてないんだ。すごく好きだったと思うけど、幼い恋だったので、わたしはその人が好きというよりは自分を持て余していたんだと思う。抽象的な話ですが。
別にひどいことをされた覚えもないし、最後はわたしが海外に留学するというので連絡をとらなくなった。
だからいまだにこんなことを覚えているのは、たぶんやっぱり「花に悪いな」という罪悪感があったからかも。
ただ、その時のわたしは、たぶんどうしても花束を捨てなければならなかった。
なんでだ?
多分わたしは、自分を粗末にしたくてでもしちゃいけないと思っていて、そして自分を粗末にする代わりに、花を粗末にしたんじゃなかっただろうか。
・・・なーんてことを考えていたら、信号が青に変わった。
わたしは花束を拾って、せめて道の脇によけようと思って花束に近づいた。そしたら反対側の道からおじいちゃんが小走りに走ってきて花束を抱えてそそくさと道を引き返していった。
落し物だったのかな? どっちでもいいけど。よかったね。命を全う出来そうで。
まぁ、そんなことがありました。
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