She is music.

2007年1月13日 読書
さそうあきら先生の『神童』ドラマ化だとか。
手塚治虫文化賞&メディア芸術祭優秀賞ダブル受賞作品とはいえ、初版1998年。やはりいい作品をきちんと見ている人というのはいるんだなぁ、と思った。
この漫画はすごく不思議な作品でなんとも感想をいいづらい。ストーリーが面白いとかキャラが立ってるとか絵がうまいとかそういうことよりも、読んでいる間に不思議な引き込まれ方をする。本の世界に入ってしまったような錯覚を覚える。すごい唐突に海外に行ったりするのに、本当にパリにいるような錯覚を覚えるというかなんというか。わたしだけかな。(まぁわたしは思い込み激しいタイプですが)独特の空気が流れているんだよなぁ。

別のメディアに置き換えてうまくいくとは思えないと思っていたんだけれど、もしかしたら案外うまいこといく気もしてきた。
企画書に「今『のだめカンタービレ』のように空前のクラッシック音楽ドラマブームが到来」とか踊っていたんだろうなぁと想像してちょっとウケるけど、でもこの企画を通した人というのはやはり『神童』に魅せられてしまった人だろう。もう一度主人公のうたちゃんに会いたいと思ったんだろう。もう一度出会いたい場面があったんだろう。
そう考えると、ドラマも見てみたい気はするなぁ。

ISBN:4575823686 コミック さそう あきら 双葉社 ¥580

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索