Gedo Senki
2006年8月18日 映画 コメント (4)
心の支え、ゲド戦記。
原作がすごくすごく好きだから映画は見にいかないだろうと思っていた。
でも、原作者ル・グウィン氏による公式コメントが発表されてすごく複雑な気持ち。
http://www.ursulakleguin.com/GedoSenkiResponse.html
日本語訳はこちら
http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse
いや〜。痛恨。
映画そのものではなく、一連のひとつの製作仕事として見た時に、どうしてこれを原作者が発表してしまう事態まで追い詰めてしまったのかというのはすごく興味深いし、我が身を振り返って身につまされる。
プロジェクトを推進する上でのささいなささいな事たちがこうした結果を生んでしまうんだなぁと。本当につらい気持ちになった。自分もここまで規模は大きくなくても「クライアントとの意思疎通がうまくとれなかった」という点では似たようなことは経験があるし・・・・(思い出しただけで涙目になりそう)。まー原作者はクライアントではないけど。
製作サイドの説明不足だったとか、監督日誌にプライベートなやりとりを載せたとかっていうのは本当にささいなミスなんですよ。でもそのミスを単なるミスで終わらせないだけの大きな不手際がなにかあったんだということだ。
原作者との信頼関係が築けていなかった、作品が納得してもらうだけのクオリティに届かなかった、その他もろもろ。
興行的に成功しようと(まーこれで成功しなかったら救いがないけど)、そして原作と映画は別物であって原作者もそのことをわきまえずにこうしたことを言うべきではないとはいっても、やはり痛恨の一撃だと思う。
ル・グウィン氏は、静かにそしてまっとうに怒っているかんじ。
そしてまだ公開されて間もない映画に対して送る感想としてはかなり手厳しいと思う。
原因は部外者があーだこーだ言ってもしかたないことだし、でもなにを言われても仕方がないやね。
自分の名前を出して、創作を引き受けるというのは、そういうことなんだから。
・・・・つらいだろうなぁ。
わたしだったら、死にたくなるかも。
死なないけど。
でも生きてるの、いやになりそう。
ここで吾郎監督が「くそー!負けるもんか!」とやる気を出して頑張ってくれることを願います。ここを坦坦と超えていける人こそが「ものをつくる」ひとたちなんだと思うから。
映画は、原作のファンとして見に行こうと思います。
見ないで文句を言ったり邪推をしたりするのはよくないので。
ちゃんと見に行こう。
それにしてもネットってすごいね!
こんなにも短期間でこうしたやりとりがなされていくのを見るとやっぱり「すげー時代になったよな」と思ってしまいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
DVD 宮崎駿の長男、吾朗が初監督に挑む。それだけでも興味津々の一作。原作は世界的ベストセラーで、宮崎駿も『風の谷のナウシカ』などに多大な影響を受けたと公言するファンタジー。全6巻の、とくに後半のエッセンスを抽出しながら、架空の世界「アースシー」における異変と、その原因を探る王子アレン、大賢人ハイタカ(ゲド)の旅をつづっ…
原作がすごくすごく好きだから映画は見にいかないだろうと思っていた。
でも、原作者ル・グウィン氏による公式コメントが発表されてすごく複雑な気持ち。
http://www.ursulakleguin.com/GedoSenkiResponse.html
日本語訳はこちら
http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse
いや〜。痛恨。
映画そのものではなく、一連のひとつの製作仕事として見た時に、どうしてこれを原作者が発表してしまう事態まで追い詰めてしまったのかというのはすごく興味深いし、我が身を振り返って身につまされる。
プロジェクトを推進する上でのささいなささいな事たちがこうした結果を生んでしまうんだなぁと。本当につらい気持ちになった。自分もここまで規模は大きくなくても「クライアントとの意思疎通がうまくとれなかった」という点では似たようなことは経験があるし・・・・(思い出しただけで涙目になりそう)。まー原作者はクライアントではないけど。
製作サイドの説明不足だったとか、監督日誌にプライベートなやりとりを載せたとかっていうのは本当にささいなミスなんですよ。でもそのミスを単なるミスで終わらせないだけの大きな不手際がなにかあったんだということだ。
原作者との信頼関係が築けていなかった、作品が納得してもらうだけのクオリティに届かなかった、その他もろもろ。
興行的に成功しようと(まーこれで成功しなかったら救いがないけど)、そして原作と映画は別物であって原作者もそのことをわきまえずにこうしたことを言うべきではないとはいっても、やはり痛恨の一撃だと思う。
ル・グウィン氏は、静かにそしてまっとうに怒っているかんじ。
そしてまだ公開されて間もない映画に対して送る感想としてはかなり手厳しいと思う。
原因は部外者があーだこーだ言ってもしかたないことだし、でもなにを言われても仕方がないやね。
自分の名前を出して、創作を引き受けるというのは、そういうことなんだから。
・・・・つらいだろうなぁ。
わたしだったら、死にたくなるかも。
死なないけど。
でも生きてるの、いやになりそう。
ここで吾郎監督が「くそー!負けるもんか!」とやる気を出して頑張ってくれることを願います。ここを坦坦と超えていける人こそが「ものをつくる」ひとたちなんだと思うから。
映画は、原作のファンとして見に行こうと思います。
見ないで文句を言ったり邪推をしたりするのはよくないので。
ちゃんと見に行こう。
それにしてもネットってすごいね!
こんなにも短期間でこうしたやりとりがなされていくのを見るとやっぱり「すげー時代になったよな」と思ってしまいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
DVD 宮崎駿の長男、吾朗が初監督に挑む。それだけでも興味津々の一作。原作は世界的ベストセラーで、宮崎駿も『風の谷のナウシカ』などに多大な影響を受けたと公言するファンタジー。全6巻の、とくに後半のエッセンスを抽出しながら、架空の世界「アースシー」における異変と、その原因を探る王子アレン、大賢人ハイタカ(ゲド)の旅をつづっ…
コメント
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