「阿修羅ガール」文庫になったのでようやく購入。
最近仕事に煮詰まっていて気分転換に読み始めたけど、夢中になって仕事の合間に一日で読んじゃった。すんげえ。
好き嫌いはあると思うんだけど、読み飛ばしそうな文体なのに、読み飛ばせないというか。
小説っていう、あのー動物の剥製とか、冷凍の刺身とかじゃなくて、なんか「ナマモノ」を受け取ったっていう感じだった。三島由紀夫賞受賞作らしいんだけど、ミシマに読ませたかった!ミシマは本当に、あの後出てくる数多の才能を知らずに死ぬのはもったいなかった!
今まで知らなくて損したなー。明日他の本も買ってこよう。こういう活字に払うお金は惜しくない。惜しくないぞー。

ISBN:4101186316 文庫 舞城 王太郎 新潮社 2005/04 ¥580

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仕事でなんかのHPデータを打ち出して、社内をぷらぷらしてたら、例のエロいおにーさんが
「なに持ってんの?」
と聞いてきた。
「別になんでもないですよ」
といって見せたら、そこに載っていた例文みたいなのを1行見て「あ、これ漱石の『行人』の一節だね」
とさらっといってのけた。
へー、そうなんだ。『行人』だったっけか。
っていうか、胸がきゅんとなった。
わたし、そういうわかりやすいインテリに弱くて。
男の人だったらこういうときにちんちんが立つんだろうか、と思った。(もー、たとえが悪くてすみません)
ああ、これでイチイチ恋に落ちられるんなら手軽でいいなー。でも人生そんなに甘くないよねー。とかぼんやり考えていたら
「今、おれのこと素敵って思った?」
とニヤニヤしながら聞いてきた。
(あ、はい)

(思わねーよ、ボケ)
が素直に同時に心の中に浮かんで、一瞬返答に詰まりそうになったけど、瞬時にキモチを切り替えて
「そんなー。いつも素敵って思ってますよぉ」
と笑顔で答えておいた。
キャバクラ嬢なみの受け答え。
わたし、すごい。
その場に女子がいたら全員敵にまわしたんじゃないかっていうぶりっこぶりだった。
すごかった。
さすが30年以上生きてる。
つーか、ドラクエだったらめちゃめちゃレベル高いんじゃないかと思う。
ただ、レベルが上がってるだけでいつまでたってもクリアしてないというか、出来ないというか。
はぁ。

コメント

まる
カオ
2006年5月18日0:29

きゃ〜^^何時までも待ってます♪

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