えーと。何かこうとしてたんだっけ。ああ、そうだ。
昔付き合っていた男の人から、久しぶりにメールが来た。
「昔預けた俺の時計ってまだある?」
って。
そう、その人がペーペーだった頃にがんばってお金をためて買ったという高級腕時計。とてもとても大切にしていた。
その話をしてくれたときの、その人の様子を思い出すだけで、いまでもちょっとだけ幸せな気持ちになる。
「愛された記憶」というか「たましいのいちばんおいしいところ」というか、そういうものを分け与えられたような気持ちになったんだ。
そして、どうしても別れて何年も経つのにわたしがそんな時計を持っているのか。
それは、時計を「修理に出しといて」と渡されたまま、
向こうが一方的に連絡をくれなくなった
から、です。
付き合い始めのときは猛烈に口説かれて、甘い言葉とはかない贅沢をたくさんさせてもらった。いくらでも書けると思う。
「腕枕すると腕がしびれるよ?」って遠慮すると「腕がしびれてもクロムが腕の中にいたほうがいいから」って言われて(ぎゃー!!恥!!)うれしかった。
別れる頃には、ひどいことをいっぱいされた、と思う。いくらでも書けると思う。
腕枕どころか、セックスが終わったら「邪魔だから別々に寝よう」とか言われて布団しいて寝てたし。
つらいからあんまり思い出せないけど、ほかにもひどい扱いを受けていた。わたしの友達はみんな「わたしを大切にしない」という理由で彼が大嫌いだった。妻帯者だったし(懲りてないね!)、わたしのほかにも女の子がいるらしかった。
わたしは「愛された記憶」と「彼を選んだ自分」だけを頼って関係を続けていたと思う。彼の守られない約束を、笑って忘れてあげる、という恋愛だった。
すごく絶望的な気持ちだった。
今思い返すと、ちょっとへんだったんじゃないかな。
別れの予感はだいぶ前からあったので、わたしは彼からの連絡が途絶えたときに(確かわたしの誕生日だった)自分から連絡をしなかった。彼のほうからも連絡はなくなった。
「ちゃんと終わることさえ出来ない」と思って、本当に泣けて泣けてしょうがなかった。
とても大切にしていた思い出の時計を預かっていたのに、それをあきらめてしまうほど、わたしと連絡が取りたくなかったんだ。そう思うと海の泡になって消えたいと思った。海の泡なら、彼にうっとおしがられることもないからね。
それから1年くらいして、なにもなかったように電話がかかってきた。「(連絡くれなかったのに)どうしたの?」と聞くと、彼は「忙しかったんだよ」とぶっきらぼうに答えた。ひさしぶりに会う彼はやはり好みのタイプだった。カオ、コエ、しぐさ。二度と恋に落ちることはないだろうけど、わたしは確かにこの人が好きだったんだと思った。
わたしたちは、ともだちになった。
「「彼を許せない」と思うほど、傷ついている自分」を知るよりは友達になったほうがわたしの自尊心は満たされた。
彼は新しい恋をし、友人としてわたしに悩みを打ち明けた。
わたしは、かれのことを許して「馬鹿でどうしようもない人」とかれを追い詰めない程度にいじめて遊んだり。
その彼から「時計を返せ?」だと???
久しぶりに腹が立ちましたね〜。
無神経というか、プライドがないというか、頭が悪いというか。
よくもそんなことをいけしゃあしゃあと言えるもんだとびっくりした。あのとき私がどれだけ泣いたか、きっと彼は微塵もわかっていないんだろう。
「あれはわたしへの手切●金じゃなかったの?」
とメールをしたら、「へ?」みたいな返事が返ってきた。
彼は本当にわからないんだ。
時計を送り返すと、お礼のメールが来た。
「まだ結婚してないんだろ?誰かうちの会社の独身者紹介するよ」
・・・・無神経だなぁ。
でも、彼は彼なりにわたしを気遣っているつもりなんだろう。
わたしは、またもや彼を許すことにした。
彼はこれからもいろんな人に許されて生きていくんだろうな。
そしてわたしは心の奥底で彼の不幸を願う。
いつか、不幸に、なればいい。
わたしの知らないところで。不幸に、なればいい。
そのときに絶対に助けてあげないから。
とか。ちょっと怖い話ですみません。
昔はねー、誰かが自分のことを思ってキリキリ舞してくれるとうれしかったんだけど、そう思わなくなりましたねー。
今は、誰かがわたしのことを思い出すときに優しい気持ちになってくれればいいのに、ってこころから思えます。
そして、自分も好きな人のことを考えるときはいつもとてもやさしい気持ちです。
昔付き合っていた男の人から、久しぶりにメールが来た。
「昔預けた俺の時計ってまだある?」
って。
そう、その人がペーペーだった頃にがんばってお金をためて買ったという高級腕時計。とてもとても大切にしていた。
その話をしてくれたときの、その人の様子を思い出すだけで、いまでもちょっとだけ幸せな気持ちになる。
「愛された記憶」というか「たましいのいちばんおいしいところ」というか、そういうものを分け与えられたような気持ちになったんだ。
そして、どうしても別れて何年も経つのにわたしがそんな時計を持っているのか。
それは、時計を「修理に出しといて」と渡されたまま、
向こうが一方的に連絡をくれなくなった
から、です。
付き合い始めのときは猛烈に口説かれて、甘い言葉とはかない贅沢をたくさんさせてもらった。いくらでも書けると思う。
「腕枕すると腕がしびれるよ?」って遠慮すると「腕がしびれてもクロムが腕の中にいたほうがいいから」って言われて(ぎゃー!!恥!!)うれしかった。
別れる頃には、ひどいことをいっぱいされた、と思う。いくらでも書けると思う。
腕枕どころか、セックスが終わったら「邪魔だから別々に寝よう」とか言われて布団しいて寝てたし。
つらいからあんまり思い出せないけど、ほかにもひどい扱いを受けていた。わたしの友達はみんな「わたしを大切にしない」という理由で彼が大嫌いだった。妻帯者だったし(懲りてないね!)、わたしのほかにも女の子がいるらしかった。
わたしは「愛された記憶」と「彼を選んだ自分」だけを頼って関係を続けていたと思う。彼の守られない約束を、笑って忘れてあげる、という恋愛だった。
すごく絶望的な気持ちだった。
今思い返すと、ちょっとへんだったんじゃないかな。
別れの予感はだいぶ前からあったので、わたしは彼からの連絡が途絶えたときに(確かわたしの誕生日だった)自分から連絡をしなかった。彼のほうからも連絡はなくなった。
「ちゃんと終わることさえ出来ない」と思って、本当に泣けて泣けてしょうがなかった。
とても大切にしていた思い出の時計を預かっていたのに、それをあきらめてしまうほど、わたしと連絡が取りたくなかったんだ。そう思うと海の泡になって消えたいと思った。海の泡なら、彼にうっとおしがられることもないからね。
それから1年くらいして、なにもなかったように電話がかかってきた。「(連絡くれなかったのに)どうしたの?」と聞くと、彼は「忙しかったんだよ」とぶっきらぼうに答えた。ひさしぶりに会う彼はやはり好みのタイプだった。カオ、コエ、しぐさ。二度と恋に落ちることはないだろうけど、わたしは確かにこの人が好きだったんだと思った。
わたしたちは、ともだちになった。
「「彼を許せない」と思うほど、傷ついている自分」を知るよりは友達になったほうがわたしの自尊心は満たされた。
彼は新しい恋をし、友人としてわたしに悩みを打ち明けた。
わたしは、かれのことを許して「馬鹿でどうしようもない人」とかれを追い詰めない程度にいじめて遊んだり。
その彼から「時計を返せ?」だと???
久しぶりに腹が立ちましたね〜。
無神経というか、プライドがないというか、頭が悪いというか。
よくもそんなことをいけしゃあしゃあと言えるもんだとびっくりした。あのとき私がどれだけ泣いたか、きっと彼は微塵もわかっていないんだろう。
「あれはわたしへの手切●金じゃなかったの?」
とメールをしたら、「へ?」みたいな返事が返ってきた。
彼は本当にわからないんだ。
時計を送り返すと、お礼のメールが来た。
「まだ結婚してないんだろ?誰かうちの会社の独身者紹介するよ」
・・・・無神経だなぁ。
でも、彼は彼なりにわたしを気遣っているつもりなんだろう。
わたしは、またもや彼を許すことにした。
彼はこれからもいろんな人に許されて生きていくんだろうな。
そしてわたしは心の奥底で彼の不幸を願う。
いつか、不幸に、なればいい。
わたしの知らないところで。不幸に、なればいい。
そのときに絶対に助けてあげないから。
とか。ちょっと怖い話ですみません。
昔はねー、誰かが自分のことを思ってキリキリ舞してくれるとうれしかったんだけど、そう思わなくなりましたねー。
今は、誰かがわたしのことを思い出すときに優しい気持ちになってくれればいいのに、ってこころから思えます。
そして、自分も好きな人のことを考えるときはいつもとてもやさしい気持ちです。
コメント
お久しぶりです☆☆☆
って本当は元気に自分の日記にヒミツで色々書きたいのですが、、、、今日会社で事件が。。。
かなり長文になる気配なのでとりあえずお返事を。笑
もちろんご一緒で(はーと)