前のエントリーで、「服を買わない」と書いたけれど、実は靴とかばんはすごく好き。イメルダ夫人には遠く及ばないけれど、男の人が見るとびっくりするくらいには靴を持っているらしい。
でも、まぁやっぱりメジャーなブランドには興味がなくて、CARN●Tというドメスティックブランドの靴とかが好き。だいたい価格帯は3、4万くらい。海外ものでは、今カサデ●のサンダルが欲しい。あとルブタ●も。

ヨーロッパでは、「素敵な靴は素敵な場所に連れていってくれる」といわれる。オズの魔法使いのドロシーみたいなもんですね。かの地では、やはり足元をかならずチェックされる。
以前、ルーブル美術館をフランス人に案内してもらったときに、前を歩く人をイチイチそのフランス人が気にするのでびっくりしたことがある。
「クロム、みてごらん。あれはアメリカ人だよ」
「え?なんでわかるの?」
「足元を見れば一目瞭然だよ。スニーカー履いてるじゃん」
いわく。アメリカ人は美術館にスニーカーで来るんだって。
歩きやすくて合理的だから。
ヨーロッパ育ちの人間なら、美術館では革靴をはいている、という理屈。旅行なんだしたくさん歩くんだし、楽なほうがいいじゃんとも思うんだけれど、ヨーロッパのやせ我慢の美学?というのは本当に根強い。
別に高い靴を履いていればいいとかではなく、安くても古くてもちゃんと磨いて手入れのされた靴を履いているのか、ということを向こうの人はすごく気にする。パリなんて、石畳ばっかだから、ヒールの細い靴なんか履いてたらイチイチ石畳の隙間にヒールが刺さって歩きにくいったらありゃしないし、一日歩くだけでガツンと靴底が磨り減る気がするんですけどねー。三つ子の百までで、わたしはすっかりその思想に毒されてしまい、足元には変に気をつかっている。
歩きにくい靴は嫌いだから、そんなにヒールの高い靴ははかないけれど、手入れだけは怠らないように気をつけている。休日は時間があれば靴クリームで靴を磨く。
たぶん人からは気づかれないようなことだし、そういう点で人のこだわりというのは千差万別で、迂闊なことで人を判断できないなぁと思ったり。

で、なんでこんなことを書いているかというと、今月買ってしまった二足の靴に対する言い訳です。
だって、欲しかったんだもん!いいの、引きこもり防止対策だもん!とか。
大事に履こうと思いマス。

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