それゆけ

転職するので、今まで「明日でいいや」と先送りしてきたものごとを先送りできなくなってきた。やばい。引継ぎの資料も作成しなくちゃならないし、春までに整備しようと思っていたシステムなども腰を据えなくちゃ終わらないかも。かもー。まいった。

週末は会社のごろーちゃんと飲みに行った。
ごろーちゃんはうちの会社で数少ないわたしの転職活動を応援してくれている人で、わたしがこっそりバイトをしているのを知っている人。とても思いやりをもって接してもらっていると思う。金曜なのでどこの店も混みあっていて仕方なく二人で焼肉屋へ。でも焼肉って恋人同士じゃないと二人ではいかないものだという固定観念が邪魔をしてなんとなくそわそわ。
ごろーちゃんが今のわたしの会社での状況などを心配してくれてあれこれと打開策を図ってくれているのを聞いているうちに、これは言っておかないといけないだろうと思って、本命の会社から採用通知が来たことを白状した。
ごろーちゃんはものすごくびっくりして、そして喜んでくれた。

「よかったな。本当によかったよ！　今日は俺のおごりだよ！」

そんなこと言わなくてもごろーちゃんは二人で飲みにいって払わせてくれと頼んでも払わせてくれない。

「もー、俺なんかと飲みに行ってちゃだめだよ。きみはこれから新しい人にどんどん出会うんだから。たまには飲みに行きたいけど、でも世界を広げるんだよ。チャンスなんだから」

本当にこの半年しょっちゅう飲みに行ったよね。愚痴をたくさん聞いてもらった。

「もし何か困ったことがあったり、わかんないことがあったらなんでも言ってくれよ。」

ありがとう。違う部署に異動になってなにもわからないわたしに仕事を教えてくれて。くやしいけれど、それは今回の転職活動にもとても役にたったんだ。

本当に転職したら今みたいに「ちょっと寄ってくぅ？」とか行って居酒屋で飲むこともなくなるんだろうな。たまに会うときはちょっとだけカシコマッテ「最近どお？」とか聞くようになるんだろうな。今までそんなこと聞くまでもなくお互いの仕事を把握していた状況だったから。
そしてわたしは本当に、いつかこのキモチを忘れてしまうだろう。と思う。新しい環境に行って、そこで夢中になって仕事をするんだろうと思う。
忘れたくないなんてことはこれまでもたくさんあったはずだけれど、今思い出そうとしても何を忘れたくなかったのかさえ思い出せない。

なーんてセンチなキモチになっていたら、本日ごろーちゃんから鬼のようにたくさん仕事を振られた・・・。
おい（怒）。忙しいつってんだろー。