たまたま昔付き合っていた人から連絡が来た。
たまたま都合がついたので六本木でちょこっとだけ飲んだ。
すごくすごく好きだった人だった。
誕生日にカルティエのリングをもらって、レストランで生まれた年のワインを飲ませてもらって、いつも高いところでご飯を食べさせてもらっていた。呼び出されると何があっても駆けつけていたし、恐いくらいシアワセだったし、これが最後の恋でもいいやと思っていた。別れたときにも「恐いくらいしあわせだって思ったときもあったんだから。」と自分を慰めていた。
メールも着信履歴さえも消えないようにしていた。
今も会ってそのころのことを思い出すと、せつない気持ちにはなるけれど、別になんとも思わなくなった。たくさん恋もしたし。あの恋を終わりにしてよかったと思う。今はとても気の置けない男の人だというだけだ。ちょこっと飲んで近況を話して笑って別れた。
未来の自分が幸せであるといいと思う。そしてちょっとだけ不幸であっていいと思う。「明日こそは」って思えるくらいに。
完璧なシアワセなんて、いらないや。だって人生は続いていくんだもの。
たまたま都合がついたので六本木でちょこっとだけ飲んだ。
すごくすごく好きだった人だった。
誕生日にカルティエのリングをもらって、レストランで生まれた年のワインを飲ませてもらって、いつも高いところでご飯を食べさせてもらっていた。呼び出されると何があっても駆けつけていたし、恐いくらいシアワセだったし、これが最後の恋でもいいやと思っていた。別れたときにも「恐いくらいしあわせだって思ったときもあったんだから。」と自分を慰めていた。
メールも着信履歴さえも消えないようにしていた。
今も会ってそのころのことを思い出すと、せつない気持ちにはなるけれど、別になんとも思わなくなった。たくさん恋もしたし。あの恋を終わりにしてよかったと思う。今はとても気の置けない男の人だというだけだ。ちょこっと飲んで近況を話して笑って別れた。
未来の自分が幸せであるといいと思う。そしてちょっとだけ不幸であっていいと思う。「明日こそは」って思えるくらいに。
完璧なシアワセなんて、いらないや。だって人生は続いていくんだもの。
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